よくあるFAQ

ひろしまマイ・タイムラインの作成などに係るQAを掲載しています。

「ひろしまマイ・タイムライン」をなぜ作成するのですか。
いつ起こるか分からない自然災害から命を守るためには、日頃から、必要な備えを行った上、いざという時には、確実な避難行動を実践することが極めて重要です。
このため、災害に備えて日頃から行うべきことや、災害が発生する危険が迫った際、いつのタイミングで何をすべきか、そして、いつ避難するのかなどの「マイ・タイムライン」(自らの防災行動計画)を作成いただくことにより、県民の皆様の確実な避難行動につなげるため、「ひろしまマイ・タイムライン」教材を制作しました。
「ひろしまマイ・タイムライン」の特徴は何ですか。
「ひろしまマイ・タイムライン」の主な特徴として
・浸水害に加えて広島県特有の土砂災害のリスクの認識を深めるため、土砂災害の種類やメカニズムや過去の災害発生事例等を多数掲載
また、広島県が実施した「平成30年7月豪雨災害に関する県民の避難行動調査」に基づく、有識者による研究結果を踏まえ、
・自分の行動だけでなく、家族や知人に避難を呼びかけることが、避難行動を促進すること
・指定緊急避難場所だけでなく、知人・親戚など複数の避難先の確保をしておくが重要
などといったことを強調し、教材に反映させています。
「ひろしまマイ・タイムライン」の作成のために必要な準備はありますか。
まずは、自分の住んでいる地域の災害リスクや、災害種別ごとの避難場所・避難経路等を確認していただくことが必要です。これらは、市町が作成しているハザードマップで確認することができます。ハザードマップは、お住まいの市町などが配布しているほか、市町のホームページなどにも掲載されていますので御確認ください。
(参考)「マイ・タイムライン作成ガイドブック」P28
災害の危険(警報や警戒レベルなど)を察知する方法を教えてください。
広島県やお住まいの市町の防災情報メールサービスに登録することで、警報や警戒レベルの発令時に、自動で、ご自身のスマートフォンなどにメール配信されます。(登録は無料)
また、民間の防災アプリでも同様の効果を得ることができます。(Yahoo!防災速報)
テレビでは、NHKのデータ放送から気象情報を入手することができます。
(参考1)広島県防災情報メール登録サイト
(参考2)「マイ・タイムライン作成ガイドブック」P31
「○」のシールは、どの場合に貼ればよいですか。また、「○」をつけた場合、どのように対応しなければならないのですか。
「○」のシールは、お住まいの市町で起こることが想定される災害種別として貼るもので、お住まいの地域によっては、災害が起こる可能性が低い場合もあります。
しかしながら、「〇」であっても、自分の住んでいる地域への被害の可能性の有無などは確認しておくことが必要です。
必ず、複数の避難先を決めないといけないのですか。
避難先や避難経路が被災する可能性もあるため、複数の避難先を考える必要があります。
例えば、安全な親戚や知人の家、商業施設やホテルや、安全な自家用車避難場所(市町が指定する場合があります。)など、様々な避難先を候補にしながら、ご自身やご家族で、一緒に考えてください。
短時間の急激な豪雨が発生するときのマイ・タイムラインは、どのように作成すればよいですか。
短時間の急激な豪雨の場合は、避難準備の時間がないだけでなく、急に警戒レベル4以上が発令される可能性もあります。
マイ・タイムラインの作成にあたっては、短い時間ですぐにでも避難できる場所に、最低限の行動(貴重品や事前に準備した非常持出品の持ち出しなど)で避難することを想定して作りましょう。
必ず、避難行動判定フローに従って、避難のタイミングを決めないといけないのですか。
避難行動判定フロー(「マイ・タイムライン作成ガイドブック」P40~41)にある避難のタイミングは、「少なくともこのタイミングまでに避難すべき」ものを示しています。
したがって、避難行動判定フローにあるタイミングより前に、避難を始めることは、より安全な避難行動につながるものと考えられます。
なお、指定緊急避難場所への避難の際は、広島県防災Webや市町のホームページなどにより、避難所の開設状況を確認のうえ、避難してください。
避難行動判定フローの避難のタイミングよりも早く避難を始めたい場合は、どのようにマイ・タイムラインシートに「避難開始」のシールを貼ればよいですか。
マイ・タイムラインシートの色や枠にこだわらず、それよりも前の段階で避難することがわかるように「避難開始」のシールを貼ったうえで、ご自身が避難するタイミングや条件をシートに記入してください。
なお、デジタル版「ひろしまマイ・タイムライン」については、避難開始のタイミングは警戒レベル3、4のいずれかの発令時のみに設定されていますので、PDFや紙に出力した後で、ご自身が避難するタイミングや条件を追記してください。
避難準備の行動を役割分担すると、「全ての避難準備にかかる時間」を正確に計算することは難しくなるのですが、どうすればよいですか。
「全ての避難準備にかかる時間」は、避難開始のタイミングまでに避難準備の行動が完了するために、その時間の目安を設定しておくものです。
したがって、正確な時間を決める必要はなく、少しの余裕をもって、必要な時間を設定して記入してください。
近所の人とあまり面識がないのですが、必ず地域の人への呼びかけをしないといけないのですか。
地域への呼びかけは、近所の人に限られません。同じように被災リスクのある家族や親せき、顔見知りの人も含めて、ご自身の避難に影響のない可能な範囲で避難の呼びかけをしましょう。
家族や親せき、顔見知りの人などからの避難の呼びかけは、早い段階での避難を促進することがわかっています。地域で声をかけ合って、早めの避難に繋げましょう。
災害時、避難した人のほとんどが、“まわりの人が避難したから”を理由に避難を決めています。
また、他者からの避難の呼びかけが、避難を促すことも報告されています。
一人でも多くの方が、早めに避難できるよう、自ら率先して避難するとともに、避難する際には勇気をもって、近所の方に避難を呼びかけてください。