風水害を知ろう

風水害を知る

土砂災害とは?

  • 大雨によって山や谷、がけが崩れて、土砂が押し寄せてくる現象です。
  • しみ込んだ雨水が多くなるほど、地面は柔らかくなって崩れやすくなります。
  • 土砂災害は、発生のしくみや土砂の動き方から、大きく「土石流」、「がけ崩れ」、「地すべり」の3つに分類することができます。

土石流

晴れている

山や谷の地面が乾いている。

雨が降り始める

降り始めると、雨水が地面にしみ込んでいく。

さらに、雨が降り続く

山や谷付近が崩れだし、川の水が異常に濁る、流木が混じりだす、山鳴り、地鳴り、木の腐ったような匂いや土の匂いがするなどの前兆現象が発生する場合がある。

土石流が発生する

【土石流の状況】
土石流は谷から押し流された大きな石や土砂によって、一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまう。

資料出典:NPO法人 土砂災害防止広報センター

がけ崩れ

晴れている

斜面の地面が乾いている。

雨が降り始める

降り始めると、雨水が地面にしみ込んでいく。

さらに、雨が降り続く

斜面の地面が柔らかくなり、小石がぱらぱらと落ちる、斜面から水が噴き出す、地鳴りがするなどの前兆現象が発生する場合がある。

斜面が崩れる

【がけ崩れの状況】
がけ崩れは急激に斜面が崩れ落ちてくる。

資料出典:NPO法人 土砂災害防止広報センター

地すべり

晴れている

粘土層のうえに地下水が流れている。

雨が降り始める

雨水が地下水に流れ込んでいく。

さらに、雨が降り続く

地下水の過剰な供給により、地下水より上の地面が、たまった水の浮力で持ち上げられる。

地面がかたまりのまま、すべる

家や田畑や生えている木なども一緒に、地面が大きなかたまりのまま広い範囲にわたって、すべり落ちていく。

資料出典:NPO法人 土砂災害防止広報センター